2013年5月15日水曜日

刈払機 (その2)

以前の関連記事:刈払機
- - - - -

STIHL FR130Tを圃場などで使ってみて気になった点を挙げてみます.
工夫が可能な箇所については標準仕様から変更してみました.(後述)


  • トリガー型スロットル(1)
    低速領域で速度を保つのがとても難しい.
    慣れれば大丈夫だろうとタカをくくっていたが…すいません無理っすw
    →改造しました
  • ループハンドル位置(2)
    説明書ではスロットルから20cm先にループハンドルを取り付けるとされているが,この位置だと刈刃を左右に振るのは大変.シャフト全長とループハンドル位置の比率から見ても力学的に無理っしょw
    →位置変更しました
  • デフレクター(3)
    刈った草がデフレクター取付部と刈刃の間に挟まって頻繁に取り除かなければならず,仕事にならない.

    矢印部分のクリアランスが狭すぎるのと,引っかかると取れにくい形状なのが原因と推測する.
    →交換しました
  • 機械重量(4)
    総重量が10kgを超える.長時間の作業はきつい.短時間なら問題ない.
    (パワー重視で選んだので承知のうえ)
    →休憩をとるなど運用面でカバーできる
  • アイドリング回転数(5)
    慣らし運転のころ気温が低かったときはアイドリングで止まってしまうことがあり,少し回転数調整で上げていたが,いまぐらいの気温ならば定格2,800rpmに戻しても問題ないようだ.
上記の(1)(2)(3)については自分で出来る範囲で変更を施しました.


  • トリガー型スロットル(1)
    指の関節全てがフリーな状態で力仕事しているわけだからスロットルを一定位置に保つのは無理な話.
    そこで厚さ8mmほどのゴム板をゴム用接着剤で取りつけた.

    標準状態
    ゴム板取り付け後

    ゴム板の端面を支点にして指の第一関節より先をテコのように使ってスロットルを動かす方法とした.

    アイドリング
    低速
    (低速:別方向から見たとき)
    フルスロットル
  • ループハンドル位置(2)
    より先端(コンビツールのシャフト側)へと移動した.
    野球でいうバントのように短く持つ格好となり,土手などの傾斜地を刈るときに楽.平地では腰を落とす姿勢になるため機械重量が重く感じるが,刈刃のコントロールはしやすい.
    なおコンビツールごとにループハンドルを購入して取り付けることになる.(ツールを取り扱う上ではそのほうが便利だと思う)
    ちなみにブロワーにはループハンドルを付ける余白がないためハンドル無しとなるが,作業上は全く問題なかった.
  • デフレクター(3)
    デフレクター無しで作業したいくらいだがさすがに背負い式では危険そうなので,標準のデフレクターを取り外し,ほかの草刈機のパーツを取りつけた.シャフトに直接取り付けるタイプでクリアランスは充分取れる.

これらの変更でかなり自分に馴染んできました.