ヤフオクで落札したジャンク品のP-610B.エッジのウレタンスポンジが加水分解で崩れてはいたがボイスコイルもダンパーも問題なし.まずはエッジ張り替えに挑戦.
ちょうど梱包用の3mm厚ウレタンシートがあったのでドーナツ状に切り抜いて利用.
純正より厚みがあるのでガスケットは不要だろうと思い,あえて付けていない.
古いエッジの除去方法や新しいエッジの貼り付け方法はネット上の情報が大いに役立った.先輩方に感謝.
エンクロージャは古いジャンク品をヤフオクで落札した.材質や設計はさておき,どうですかこのくたびれ具合.昭和レトロ同士で良い感じになりそう.
内容積およそ100リットルのバスレフ箱だがユニットはなく,直径225mmの穴が開いているのみ.メーカー品ではなさそうだがオーダー製作品だろうか.
大きな取付穴径にP-610がマッチするよう,サブバッフル板の工作をした.
型紙を貼り付けてジグソウで円くカットしたのだが難しい.2回ほど失敗してようやく形になるようなものができた.サランネットに隠れてしまうので多少のずれはよしとする.使用したのは18mm厚ラワン合板.落とし込み構造とするため2枚貼り合わせたユニットマウント部分は36mm厚となるため,音響への干渉云々で45度にカットしてみた.
エンクロージャにサブバッフルを取り付け,ユニットとターミナルを結線して完成.
三十年ぶりに聴くP-610の音はというと...
うん.ふつうだ.ふつうに聴ける.これといった感動はない.
まあ期待しすぎだな.笑
オーディオ的に構えて聴くスピーカーではない.聴きどころがあるわけでもない.
ただ音は優しいし雰囲気はある.小音量で鳴らしっぱなしにして邪魔にならないような使い途が合っているのだろうと思う.
上の写真のように45度くらいに振ってみたら独特の音場感になった.
エッジ張り替えたばかりだし,まだまだ鳴らし込みが必要なのだろう.
しばらく職場のBGM用として使おうと思う.